楽天市場での店舗運営では、商品の販売だけでなく、発送や在庫管理といった物流業務も大きな負担になります。
そこで注目されているのが「発送代行サービス」です。効率化だけでなく、顧客満足度の向上にもつながります。
本記事では、楽天店舗運営者向けに、主要な発送代行サービスの特徴や料金、選び方を徹底比較!
どのサービスが自社に最適かを見極めるヒントを、わかりやすく解説します。
発送業務の悩みを解決し、売上アップと業務効率の両立を目指しましょう。

楽天市場における発送代行サービスの市場規模と特徴

市場規模
- 日本の通販EC市場は2022年度に約12兆7,100億円に達し、前年比+10.9%の成長を示しています。
- 楽天スーパーロジスティクス(RSL)では、楽天市場内の出店店舗の約5分の1、1.1万店舗が利用しており、出荷量ベースでは楽天市場全体の注文の10%以上を処理しています。
→ 発送代行は巨大EC市場において、数兆円規模の裾野を持つ重要領域であり、楽天内でも圧倒的存在感を示しています。
主な特徴
1. 365日対応と「あす楽」対応
- RSLは土日祝含む年365日対応の出荷体制を整備し、楽天独自の「あす楽」配送にも対応
- 他社業者でも、365日対応や即日出荷、当日発送の体制が一般化しつつあります。
2. 楽天とのシステム連携
- API連携により、楽天RMSから自動で受注・在庫・送り状番号などのデータ連携が可能
- 自動チェックやミス防止の精度向上にも寄与 。
3. コスト最適化とスケールメリット
- 一括処理により、ピッキング・梱包・配送単価を抑制。
- RSLは全国一律380円送料という低価格を実現し、利用店舗の物流コスト改善にも貢献
4. 高品質配送と補償制度
- RSLでは配送遅延や不着に対する補償制度を整備し、信頼性と安定性を確保
- AIを活用した庫内最適化・在庫分散によって効率化とスピードを強化
5. 多様な付加サービス
- ギフト包装・同梱物対応・チラシ封入・メッセージカード対応など、顧客満足度を高めるオプションが豊富
- コンテナ入荷や倉庫拠点ごとの柔軟な配送対応など、商材ごとの特性に応じた対応が可能
6. 倉庫拠点の全国展開
- RSLは全国6拠点・常温倉庫で運営され、今後も拡張予定
- 他業者も複数温度帯・冷蔵設備を備え、食品や化粧品など対応範囲を拡大中
そもそも発送代行とは?
発送代行とは、「商品を発送する作業を、専門の会社にお願いすること」です。
ネットショップを運営すると、注文が入ったあとに
商品を倉庫から取り出す(ピッキング)
梱包する
宛先ラベルを貼って出荷する
これらの作業をすべて外部の業者に任せるのが「発送代行」です。
楽天市場におけるメリット・デメリット

メリット
1. 業務効率の向上
受注後の処理や発送業務を手放せるため、店舗運営の負担が大幅に軽減されます。人手不足や作業時間の削減にも貢献。
2. 「あす楽」対応で売上アップ
発送スピードが早いことで、「あす楽」などのスピード配送に対応しやすくなり、購入率・レビュー評価向上につながります。
3. 発送ミス・在庫管理の精度向上
プロによるピッキング・検品で、誤発送や在庫数のミスが減少。RMSとのAPI連携で自動処理も可能に。
4. 配送コストの最適化
スーパーロジスティクスでは全国一律送料や、スケールメリットを活かした安価な配送プランが選べます。
5. 繁忙期にも対応可能
セールやキャンペーン時の大量出荷にも、代行業者がキャパシティを持って対応。人員確保の手間も不要です。
デメリット
1. コストが発生する
代行手数料・保管料・初期費用などがかかるため、取扱商品や売上規模によっては割高に感じることも。
2. 自社の細かいこだわりを反映しづらい
梱包方法・同梱物・手書きメッセージなど、自社ならではの対応が難しいケースがあります。
3. 在庫や出荷のリアルタイムな把握が難しくなる
外部倉庫を使うため、在庫の動きや発送状況の“肌感覚”が掴みにくくなる可能性があります。
4. 導入までに時間がかかることも
システム連携や商品登録、検品などで、スムーズに始められない場合があります。
発送代行を上手に活用して店舗運営を効率化
楽天市場での発送代行は、業務効率や配送品質の向上に大きく貢献する一方で、コストや柔軟性に課題もあります。導入前には「自社の運営スタイルに合うか?」を見極めることが大切です。自社に最適な発送代行サービスを選び、よりスムーズで強い店舗運営を目指しましょう。
選定時に比較すべきチェックリスト
| 項目 | チェックポイント例 |
|---|---|
| 手数料・料金体系 | 初期費用・月額・出荷単価・保管料が明確か |
| 対応業務 | 梱包・チラシ封入・ラッピングなど柔軟に対応できるか |
| 実績・信頼性 | 楽天での稼働実績・導入店舗数・倉庫の安全性 |
| システム連携 | RMS・API連携・在庫管理の自動化が可能か |
| サポート体制 | 専任担当者、問い合わせ対応の質 |
インターコードの発送代行について
「発送代行ってたくさんあって、どこがいいのかわからない…」
そんな方にこそおすすめしたいのが、EC運営に強い物流代行会社『インターコード』です。
株式会社インターコードは、多様な商材に対応できる柔軟な発送代行サービスを提供しています。
豊富な実績が信頼の証
インターコードは、10年以上にわたり楽天市場を中心としたEC店舗の物流・運営を支援してきた実績があります。
これまでに累計100社以上の店舗様をサポートし、月間出荷件数は数万件規模にも及びます。
下記の業種・商材において、豊富な実績と対応力があります
- 食品・飲料(常温・温度管理品どちらも対応可)
- アパレル・雑貨
- ギフト商品(同梱物・ラッピング対応も可能)
- 楽天特有の「あす楽」対応や、セール期間中の大量出荷など、スピードと正確性が求められる物流にも強いのが特長です。
「商品に合った柔軟な対応」「販売のチャンスを逃さない出荷スピード」を重視したい店舗様には、インターコードの発送代行は特におすすめです。
📞 ECの継続的な売上にお困りなら、インターコードのEC支援サービスをご覧ください。

インターコード以外のお勧め企業
株式会社オープンロジ

公式サイト:https://service.openlogi.com/
所在地:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目34-5 いちご東池袋ビル9F
株式会社スクロール360

公式サイト:https://www.scroll360.jp/
所在地:〒140-0002 東京都品川区東品川二丁目2番24号 天王洲セントラルタワー12階
比較表
| 項目 | インターコード | オープンロジ | スクロール360 |
|---|---|---|---|
| 対応開始ロット | 月100件〜相談可 | 月1件からOK | 月1件〜OK(ライトプラン) |
| 初期費用 | 要問い合わせ(EC業務に応じ見積) | 無料 | ライトプラン:30,000円〜、カスタムは別途 |
| 月額固定費 | EC運用サービス込みで月額10,000円~のプランあり | なし(従量課金のみ) | ライト:なし、カスタムは要見積 |
| 出荷単価 | 要見積、商材や作業内容で変動 | 配送費+作業費+保管費の従量 ■例:BASE連携で国内メール便370円〜 | ライトプラン:ポストイン399円〜、60サイズ580円〜、80サイズ711円〜 |
| 保管・入庫 | 倉庫・EC業務込みで提案 | 入庫・保管費+配送料(詳細は見積) | ライト込み/カスタム対応 |
| 楽天連携 | RMS・あす楽・EC運営まで支援 | RMS対応(多チャネル自動受注) | 対応(自動連携・カスタム可能) |
| ギフト・温度管理等 | ギフト・ラッピング・温度管理(常温・冷蔵)対応 | 考慮必要、要相談 | 同梱・ギフトOK(オプション)、温度管理も一部対応可 |
| おすすめポイント | EC運営支援を含めワンストップ対応 | 初期費用ゼロ・従量課金で気軽 | スタートアップ〜中規模に最適、柔軟に成長対応 |
まとめ
楽天市場での発送代行は、業務負担を軽減しながら「あす楽」や大量出荷にも対応できる、店舗運営の強力なサポートになります。
中でもインターコードは、食品・アパレル・ギフトなど幅広い商材に対応し、EC運営も含めたワンストップ支援が可能。
自社に合った発送代行を選ぶことで、業務の効率化と売上アップの両立が実現できます。まずは複数社を比較・相談してみましょう。








