「サイトは作った」「広告も出した」「SNSも運用している」
そんな声が、今のEC業界では当たり前のように聞こえてきます。では、いったいどこでつまずいているのでしょうか?
今回は、書籍『絶対に失敗しないECのやり方』第1章から、EC事業者がはまりやすい2つの失敗パターンと、それをどう乗り越えるべきかの視点をご紹介します。
失敗の法則:「ECサイトを作れば売れる」と思い込む

誰もが一度は抱く「自動販売機」のような幻想。

ECサイトを立ち上げ、商品を並べれば売れるのでは?
その考え方は、かつての時代には通用したかもしれません。
「ECビジネスにおいて、いまだ根強い誤解のひとつが『サイトを作って商品を並べれば、勝手に売れていくはずだ』という“自動販売機”幻想です。」(書籍より引用)
しかし、いま私たちが向き合っている市場はまったく異なります。たとえば
- 消費者は情報の海に埋もれており、自社サイトを見つけてもらうだけでも困難
- 広告費は高騰し、SNSも競合だらけ
つまり、「そのうち売れるだろう」という放置は、売上ゼロのまま時間と資金を浪費するリスクを伴います。
営業行為を怠ったままでは、現代のEC市場で競合に打ち勝つことはまず不可能です。
(書籍より引用)
“作っただけでは売れない”という現実を、今こそ直視する必要があります。
失敗の法則:「選ばれる理由」を言語化できていない

では仮に、サイトを構築し、最低限の発信をしていたとして、
次に問われるのは、「自社がなぜ選ばれるのか?」という明確な理由です。
多くの事業者が見落としがちなのが、「差別化の言語化」です。
たとえば、サプリメントであれば『原材料の品質が高い』『栄養バランスがいい』などアピールしたいポイントはあるかもしれません。
しかし、同じようなセールストークを掲げている競合がいくつも現れたら、消費者から見れば『どれも似たような商品』に見えるでしょう。(書籍より引用)
この状態では、いくら広告を打っても「なんとなく良さそう」で止まり、価格競争に巻き込まれてしまいます。結果として、
- 「どこでも買える商品」として、選ばれなくなる
- コンセプトが薄いまま、広告費ばかりが消えていく
なんとなくでは伝わらず、結局「別にここで買わなくてもいいよね」という印象を与えてしまう。
(書籍より引用)
“売る理由”ではなく、“選ばれる理由”を明確にできているか。ここが分かれ目です。
売れない理由を「可視化」することが第一歩

これら2つの典型パターンに共通しているのは、「やっているつもり」になってしまっている点です。言い換えれば、“売れない理由”が言語化・構造化できていないことです。
- サイトはあるけど売れない
- 情報は出しているけど伝わっていない
本書『絶対に失敗しないECのやり方』では、こうした状況を「失敗の法則」として定義し、構造的にその原因と打開策を明文化しています。
今の運営を、ただ続けていくだけでは変わりません。
自社のどこが盲点になっているのか? ぜひ、一度立ち止まって確認してみてください。
書籍では、こうした“失敗の構造”をさらに深掘り
今回ご紹介したのは、書籍『絶対に失敗しないECのやり方』の第1章のごく一部です。
本書では以下のような内容がより深く解説されています。
- EC市場で売れにくくなった3つの理由と背景
- 誰もが陥りやすい「7つの失敗の法則」
- 広告やSNSに依存せず、顧客に“選ばれる仕組み”の作り方
- 売上がついてくるコンセプト設計と情報発信の考え方
読者の声(口コミ)

「売上が伸び悩んでいた理由が“なんとなく”から“構造的”に理解できました」

「小規模でも自分らしい戦い方があると気づけた。広告にビクビクしなくなった」

「難しい言葉が少なく、具体例とチェックリストが多くて助かる。EC1〜2年目の人に絶対おすすめ」
まとめ|「やっているのに売れない」を抜け出す視点を、今こそ
今のECで成果が出ないのは、努力の問題ではなく“構造”の問題かもしれません。まずは自社がどの失敗パターンにはまり込んでいるのかを知ることが、改善の第一歩です。
本書では、そうした気づきを言語化し、抜け出すための視点を体系的に解説しています。現状に合った「売れる理由」を一緒に見つけていきましょう。

絶対に失敗しないECのやり方
著者:広瀬 裕 鈴木 陽介
定価:1200円
出版社:株式会社インターコード
本書について
個人〜中小規模のEC事業者に向けて、
「どうすれば安定して売れ続ける仕組みをつくれるのか?」を体系的に解説した一冊です。







