「広告さえ出せば、お客さんが来るはずだ」
「Instagramで商品を載せておけば、勝手に売れると思っていた」
そんな思い込みが、今やECの成長を止める最大の原因になっています。
書籍『絶対に失敗しないECのやり方』第4章では、月商30万円の壁を突破するために欠かせない「新規顧客の集客法」を詳しく解説。今回はその中から、特に重要なポイントをご紹介します。
広告だけでは“失敗”しやすい時代

かつてはFacebook広告やGoogleリスティング広告などで手軽に集客できた時代もありました。しかし今では
- クリック単価(CPC)の高騰
- 広告代理店に丸投げした赤字リスク
- 成果の読めなさ
といった要因で、「広告費を投じる=売れる」構図は崩壊しています。
「広告費を突っ込めばOKという時代は終わった」(書籍より引用)
失敗の法則:広告に頼るだけで赤字に転落
ある健康美容系ECサイトは月50万円の広告予算を投じましたが、1注文あたり1,000~2,000円の広告費がかかり、利益はほぼゼロに。数ヶ月で撤退を余儀なくされました。
では、限られた予算でどのように新規顧客と接点を作ればよいのでしょうか?
本書では、その現実的な解決策として インスタグラム活用を提案しています。
広告に頼らない!インスタグラムを活かした6つのステップ

インスタグラムは、低コストで濃い関係性を築ける強力なツールです。書籍では「広告費がかけられない時こそ活用すべき」として、以下の6ステップが紹介されています。
インスタグラム運用の6ステップ(書籍より)
- プロフィール設計:「誰向けのアカウントか」「フォローすると何が得られるか」を明示
- お役立ち投稿を優先:ノウハウ・失敗談・悩みの解決など“売り込み感”を抑える
- 最低9投稿で“厚み”を出す:訪問時の第一印象を良くする
- 少額広告で検証:1日500円から“フォロワー獲得単価”を検証
- 新規フォロワーにDM挨拶:「フォローありがとうございます!」の一言が関係を深める
- リターゲティング広告配信:興味を持ってくれた人にだけ広告を届ける
「無理な売り込みをせず、まずは会話を生み出すこと」(書籍より引用)
タッチポイントの“質と量”を同時に強化せよ

インスタグラムの活用に続いて、さらに重要な観点があります。スマホ時代の消費者は、1日に何百もの情報に接しています。だからこそ重要なのが、
- 頻度(量)=「このブランド、また見たな」と思わせること
- 内容(質)=「自分に関係ある」と思わせること
その両立には、ストーリーズや質問箱など双方向の機能を活かした“関係性マーケティング”が欠かせません。
「あなたのECサイト=困ったときに頼れる存在」に(書籍より引用)
まとめ:「広告を使わず売る」ではなく「広告だけに頼らない仕組みづくり」
今の時代、集客の主軸は“関係性と接点の設計”に移っています。
- 単なるカタログ発信ではなく
- コミュニケーションによる信頼構築
- 繰り返しの発信で“想起されるブランド”へ
そうした視点の変化こそ、月商30万円の壁を突破する鍵です。
さらに深く知りたい方へ、本書の内容を紹介します。
書籍で詳しく解説
本記事は、書籍『絶対に失敗しないECのやり方』第4章の一部を紹介したものです。
本書では次のような内容をより詳しく、実践的に学べます。
- 広告費に依存しない、Instagramを活用した実践的集客方法
- 「売れないSNS運用」に共通する落とし穴と改善策
- フォロワーとの信頼関係を築くDM・質問箱活用術
- 低コストで印象に残る“タッチポイントの設計”方法
読者の声(口コミ)

「売上が伸び悩んでいた理由が“なんとなく”から“構造的”に理解できました」

「やれることは全部やったはずなのに成果が出ない。そんなときこそ読むべき。思考が変わります」

「フォロワーとのDMが売上に直結するとは思いませんでした。広告費をかけずに成果が出て感動」
「“やっているのに売れない”を抜け出したい方に、ぴったりの一冊です」

絶対に失敗しないECのやり方
著者:広瀬 裕 鈴木 陽介
定価:1200円
出版社:株式会社インターコード
本書について
個人〜中小規模のEC事業者に向けて、
「どうすれば安定して売れ続ける仕組みをつくれるのか?」を体系的に解説した一冊です。