「広告を増やしても成果が伸びない…」「商品は良いのに、なぜか売れ続かない」
そんな悩みを抱えるEC事業者は多いのではないでしょうか。
今回は、書籍『絶対に失敗しないECのやり方』第3章から、月商10万円の壁を突破するために必要な「3つの視点」を紹介します。
価格や広告に頼るのではなく、“選ばれる仕組み”をつくる実践的なヒントが詰まっています。
誰に、なぜ選ばれるのか?を言語化する「ポジショニング」思考

競合の多い市場で「高品質」「おしゃれ」といった当たり前の強みをアピールしても、選ばれる理由にはなりません。
「競合が多い既存市場で無難な商品を出してしまうと、たとえ一時的に売れてもすぐ真似され、価格競争に巻き込まれやすい」(書籍より引用)
そこで必要になるのが、「提案軸」を変えて独自のポジションを確立すること。
たとえば、あるプロテイン販売事業者は、「断食中の栄養補助に使われている」という購入者の声から、
「断食専用プロテイン」という新しいポジションを打ち出しました(書籍より引用)
結果的に“競合ゼロ”の市場を生み出し、売上は10倍に成長。まさにポジショニング再設計の成功例です。
売上の安定は「既存顧客への貢献」で生まれる

「売ったら終わり」のECでは、継続的な売上は見込めません。
「コンテンツを読んで共感・納得してくれたお客様は、リピーターになりやすいのです」(書籍より引用)
たとえば商品ページには、ただ情報を並べるのではなく、
- なぜこの商品をつくったのか?
- どんな悩みを解決するのか?
- 使い方やアレンジ法
などを伝えるコンテンツを用意することで、「このショップ、ちゃんとしてる」と信頼を得やすくなります。
さらに、LINEやSNSで顧客からの質問を受け取ったら、それを発信ネタに変えることで、好循環が生まれます。
広告費ゼロでもできる「広報・PR」の基本

広告予算が限られている個人・小規模ECこそ、プレスリリースや無料コラムを活用しましょう。
「広告費がなくても、プレスリリースや無料連載でPRは可能」(書籍より引用)
あるECサイトは、「チャコール(活性炭)を使った黒いドリンク」をプレスリリースで紹介し、テレビ番組に取り上げられたことでアクセスが爆発。
広告を一切使わずに月商が数倍に跳ね上がった成功例です。
まとめ|広告や価格で戦わず、「伝え方」で差をつけよう
どんなに商品力があっても、他社と同じ土俵では差がつきません。
- 誰に、どんな視点で商品を届けるか?
- その価値を、どう伝えるか?
- どうすれば応援してもらえる存在になれるか?
それらを言語化・設計する力こそが、“広告に頼らず売れ続けるEC”の条件です。
書籍では、さらに深い実践戦略を解説
本記事は、書籍『絶対に失敗しないECのやり方』第3章の一部を紹介したものです。
本書では次のような内容をより詳しく、実践的に学べます。
- ポジショニング設計の失敗パターンと成功例
- リピート率を高めるコンテンツ戦略
- SNS×顧客対応による「ファンづくり」
- 広報・PRの基本ステップと無料でできる手法
読者の声(口コミ)

「売上が伸び悩んでいた理由が“なんとなく”から“構造的”に理解できました」

「やれることは全部やったはずなのに成果が出ない。そんなときこそ読むべき。思考が変わります」

「自分のブランドが“何を伝えるべきか”がようやく見えてきました」
ECで“選ばれる理由”をつくるなら、今この1冊
安売りや広告競争に巻き込まれないために、“言葉と仕組み”で差をつけましょう。

絶対に失敗しないECのやり方
著者:広瀬 裕 鈴木 陽介
定価:1200円
出版社:株式会社インターコード
本書について
個人〜中小規模のEC事業者に向けて、
「どうすれば安定して売れ続ける仕組みをつくれるのか?」を体系的に解説した一冊です。