
電話代行センタースタッフ田中です。
H-IIAロケット27号機による情報収集衛星レーダ予備機の
打上げ時刻及び打上げ時間帯についてJAXAから発表が出ていました。
平成27年1月27日
三菱重工業株式会社
宇宙航空研究開発機構
三菱重工業株式会社及び宇宙航空研究開発機構は、種子島宇宙センターからの情報収集衛星レーダ予備機/H-IIAロケット27号機(H-IIA・F27)の打上げ時刻及び打上げ時間帯を、下記の通り決定いたしましたので、お知らせいたします。
記
打上げ日
: 平成27年1月29日(木)
打上げ時刻
: 10時21分(日本標準時)
打上げ時間帯
: 10時21分~10時34分(日本標準時)
打上げ予備期間
: 平成27年1月30日(金)~平成27年2月28日(土)
今回の打ち上げが成功すれば、同じエンジンの「H2B」を合わせた成功回数が30回に達し、成功率は96・8%となります。
世界屈指の安定性は、日本のモノづくりの長所である丁寧な品質管理によって実現。
しかし商業衛星の受注では欧州やロシアに後れを取っており、「顧客目線」をどこまで盛り込めるかが今後の鍵となっています。
H2AとH2Bは、三菱重工業が製造。
13号機からは、打ち上げも宇宙航空研究開発機構(JAXA)から移管。
「ただ同じものを打ち上げて、成功しているわけではない」と、三菱重工宇宙事業部の二村幸基技監。
H2A初号機の打ち上げは2001年。
03年に6号機の打ち上げに失敗すると、噴射口の形を変えるなど設計を大幅に見直しました。
成功時も問題点を洗い出し、次の設計に反映。
特に注意したのが、センサーが感知した温度や圧力などが過去の実績と違った場合で、
材料の組成やメーカーの変更、調整した技術者の交代が無かったかまで、原因を調査。
その結果、データのばらつきが次第に小さくなったそう。
「大量生産品でないロケットは、打ち上げるたびに知見が増え、安全性が高まる。ようやくデータがたまってきた」と二村技監。
積み重ねてきた信頼性ですが、JAXAと三菱重工は来年度、「高度化」と称してH2Aの仕様を大きく変える予定。
「今のH2Aでは国際競争力で一歩劣る」というのが理由。
人工衛星の多くは、ロケットから切り離された後、自力で静止軌道に移動しますが、その際、打ち上げ場所が赤道に近いほど燃料は少なくて済み、寿命も延びるそう。
民間の衛星の受注が最も多い欧州のロケット「アリアン5」は、赤道近くの島に発射場を持っており、日本は不利。
H2Aは10年以上失敗がないにもかかわらず、受注して打ち上げた衛星は韓国航空宇宙研究院の1基しかありません。
このため、高度化ロケットは、切り離すタイミングを遅くし、衛星を静止軌道の近くまで運べるよう改良。
切り離し時に衛星にかかる衝撃も世界最小にした15、16年度に1基ずつの民間衛星の打ち上げが決まり、JAXAは「これで世界と十分勝負できる」と期待を込めています。
JAXA宇宙輸送ミッション本部の森有司マネジャーは「宇宙開発予算が海外に比べ少ない日本では、商業衛星の受注を増やして産業の下支えをし、資金を将来への開発に回す必要がある。年3基程度は受注できるようにしたい」と話しています。
生中継はこちらから⇒【現地中継】 H-IIAロケット27号機 打上げ H-IIA Rocket F27 Launch
幼い頃から憧れ続けたジュラルミンの天使。
ロケットへの思いは募ります。
しかし明日の打ち上げの時間は完璧に仕事中。。。
見たいなあ。見たいなあ。