
代行センタースタッフ田中です。
今日はウィンドウズOSの話題。
米マイクロソフト(MS)は21日、
今年後半に発売する次期基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」を発売から1年間、「7」以降の利用者に無償提供すると発表したそう。
スマートフォンのOSとも共通化し、
大きく出遅れているスマホ市場で挽回したい考えのようで。
「プライベートと職場で同じように扱えるウィンドウズを作る」。MSのサトヤ・ナデラ最高経営責任者は21日、米西海岸ワシントン州での発表会で狙いを説明。
パソコン(PC)の世界市場で、OSのシェア約9割を占めるウィンドウズですが、
スマホでは米グーグル「アンドロイド」、 米アップル「iOS」に大きく水をあけられているのが現状。
米調査会社IDCによると、2014年の世界シェアは2・7%に過ぎないとのこと。
「スマホやタブレット端末にもウィンドウズを普及させるため」(IDCジャパンの敷田康アナリスト)、無償提供によって「10」の利用者を増やし、スマホなどに誘導したい考えだそう。
従来のウィンドウズは、PC用とスマホ用で異なっており、アプリ(応用ソフト)業者も別々にアプリを開発する必要がありましたが、これが一本化されるため、開発業者にとってもメリットは大きいよう。
新たな機能も盛りだくさん。
新閲覧ソフト「スパルタン」(仮称)を搭載し、閲覧しているサイトに、キーボードだけでなく指でメモを書き込んだり、
それを共有したりすることも可能。
さらに、今秋にも発売するゴーグル型端末「ホロレンズ」を装着すると、実際の視界の中に、各種情報や操作ボタンの3D(立体)映像が現れ、身ぶりや音声で操作。
MSのゲーム機「Xbox」との連携も強化しており、臨場感あるゲームなどでの活用が見込まれそうです。
もっとも、スマホ市場では「アンドロイド」「iOS」が圧倒的な存在感を示しており、そこに食い込むのは容易ではありません。
OSはあらかじめ端末に組み込まれているため、端末メーカーや通信会社の動向がカギを握ることになります。
一方、OSの更新を機に買い替える利用者が多いため、PCメーカーには無償提供によって、PCの買い替えが進まなくなるとの懸念もあります。
PCメーカー担当者は「OSの出来が良ければ、PC需要が鈍るかもしれない」と警戒しています。
果たして10の出来はいかに。
もし使いやすいならPCの方は考えたいなと思います。